※男目線での感想談です。この記事はネタバレを含みます。
誹謗中傷・ご意見はご遠慮ください。
(筆者の自己紹介はこちらです)
S君「綾子、やっちまったな。」
私「わかる部分もあるが、やっちまったな。」
S君「”大人の桃太郎”や”もえあず”のあたりは良い感じだったのにな~」
こんばんは、kontarouです。
”婚活1000本ノック”第6話の感想ですが、やはりヤギ男(千賀健永)とはダメでしたか。まだ6話だもんね。
ヤギ男が田舎育ちの元バンドマンとの事で、女関係とか田舎の近所づきあいとかの暗黒面がネックになるのかと思いきや、全くそんな事のないイイ人。
結婚生活も想像できたのに、逃げ出してしまった綾子(福田麻貴)
なんでやねん、不幸大好きかよ!と思う気持ちと、何か分かる気がするという気持ちが混ざった回でした。
S君「展開早すぎたもんな」
私「それもだし、綾子が全然ぶっちゃけ話をできていない。心を開かないから、心を通わせられていない。」
※今回は順番を逆にして、振り返る感じで語っていきたいと思います。
※ヤギ男との出会い。第5話の感想はこちらです。
最後の最後で、ヤギ男から逃げ出した綾子。
ズボラで、ぐうたら出来る今の生活。ペヤングを夜中に食べる生活。
そんな自由な生活が無くなるのが怖い!と逃げ出した綾子。
S君「そんな感じの事を綾子は言ってたな」
私「で、自分は結婚に向いていなんじゃないかとブルーになる綾子。」
全くもって、その通り!
なのではあるが、気持ちはよくわかる。
というのは、私はのんびり屋の性格。
いくら結婚相談所の出会いとは言え、あんなに急に話が進んでは心が追い付かない。
最初の出会いも、デートも、良かったのだ。
楽しく話せて、笑いのツボが合ってイイ感じだった。確実にいい雰囲気だったと思う。
実家に行って、両親や近所の人と交流するのも、まぁギリセーフだ(急すぎるが!)
ただ、その後の友達のお酒の席で”結婚”を迫るセリフや、キャンプでの”家を買う”発言、アレは急すぎだ。
心がまったく追いついてこない。気持ちが乗ってきていない段階であの決断を迫るやり方をされれば、逃げ出すのは想像に易い。
S君「じゃあさ、どこをどうすれば良かったのよ?」
私「正解なんて、あるわけ無いけどさ。順序が違ったんじゃないかな。」
私だったらだ。
私だったら、まずは何度かデートに行く。
デートを楽しみながら、仲良くなることを優先する。
思っていることを素直に言い合える関係を築いていく。
S君「結構難しくない?」
私「難しいし、ケンカする事も覚悟してる。カップルでも夫婦でも、言い合いが全くないとかあり得ないと思っているから、ちゃんと向き合える関係性を作る覚悟をして、向き合う。それが上手くいかないなら、2人は結婚しない方が良いんだよ。」
で、その関係を築きながら。
お互いの価値観(何に興味があって、何が嫌いか等)や考え方(仕事と生活、趣味のバランスや家事分担をどうするか、子供が欲しいか欲しくないか等)を少しづつ探る。
少なくとも、この手順は必須だと思う。
結婚する、しないの話はこの後の話だと思う。
で、身内や友達の紹介に関しても。
私だったら、急に紹介はしない。繊細さんには心理的ストレスが大きすぎるからだ。
事前に親や友達がこんな人だって話をしたり、子供の頃の話をしたり、写真を見せたりして雰囲気をイメージしてもらう。
そのうえで、軽くご飯でも行かない?や、荷物取りに行くから実家にちょっと寄らない?的な誘い方をする。
S君「気を使いすぎじゃない?メンドクサイですぜダンナ。」
私「非モテが婚活してんだから、それくらい気を使えよ!子供かよ!」
まぁ、そんな感じで少しづつ関係を気づきながら話を進めていきます。
S君「でも、キミの嫁さんはヤギ男くらいのスピードで話を進めたよな!」
私「そうだよ!スローダウンさせるのに毎日必死だったよ!」
結婚後の事に関してノープランだった妻。勢いだけで突っ走るのが好きな妻。
マジで色々大変だった。いや、マジで色々大変です。
だからこそ言える!
周りからの”いつ結婚するの?”や”いつ子供作るの”みたいな質問、マジで超絶ストレスだからヤメロや!
置手紙すらのこさずに、会社も飛んで蒸発してやるぞコノヤロー!
そんなこんなで。同じ気持ちだったかはわかりませんが追いつめられた綾子。
ラーメン大好き大池さんの”会社を退職して自由に生きる姿”を見て憧れてみたり、
キャンプ地で”昔の反町隆史”にナンパされてなびきかけてみたりと、
迷走して、自己嫌悪して、最後には逃げ出してしまいました。
S君「大池さん、会社辞めたんやな。大正解だな!彼自身のためにも、会社を倒産させないためにも。」
私「うん。彼は組織で人を率いる器じゃないね。自由に生きている方が向いていると思う。というか、大池さんは恋愛に絡むわけじゃないんだね。」
あ、ちなみに。
ナンパ男に「彼氏いるんで!」と言いたい気持ち、凄くわかる。
学生時代からの劣等感があるから、そういうマウントを取りたくなるんだよな。その気持ちはわかるぞ。
私ならもう少し泳がせてから、イケメン彼氏を見せつける所業(ついでに、やっぱりヤギ男の方が誠実で金持ちでイケメ~ン♥とナンパ男の目の前で言うまでがセット)に出る事だろう。
S君「お前、わりと嫌なやつだな。」
順番さえ変わっていたら、もっと上手くいったかもしれないヤギ男との関係。
でもな~、上手くいったらお笑いドラマじゃなくなるんだよな~
正統派は”火10のアイラブユー”があるもんな~
あ~、あっちの感想を書けばよかったかな~
S君「キミの嫌な性格という持ち味が死ぬ感想ブログになるやろうけどな。」
私「違うよ。その場合に消えるのはS君、キミだぞ。」
ヤギ男とお別れして、
幸せになりたいのか、なりたくないのかすら分からなくなって、
山田クソ男にすがってしまって。
どん底に落ちる綾子。
同じ婚活地獄の経験者として、ものすごく身に覚えのある展開の多かった今回の話でした。
ただ、全ての経験は決して無駄にはなりません。
いい事もわるい事も、全ての経験が血肉となって自身の成長を、人を見る目や人を受け入れる優しさに変わっていくのです。
次回はクソ男回になるようですが、どん底を何度も抜け出していく先に運命の出会いは必ずやってきます。
綾子にもぜひその幸せを掴んでほしい。
最終回では掴めよ!
シーズン2とか出すなよ!シーズン2はさすがに笑えないぞ!
それではまた次週。おやすみなさい。いい夢見ろよ!
第7話の感想はこちら。
※ドラマの内容が気になる方に。番組HPです