※男目線での感想談です。この記事はネタバレを含みます。
誹謗中傷・ご意見はご遠慮ください。
(筆者の自己紹介はこちらです)
S君「ステータスより重要なものって何さ?」
私「結婚式でさ。健やかなるときも、病める時も、共に生きて行けるか?って聞かれるやん。相手がホームレスになっても、寝たきりになっても、見捨てずにいられるか?ってことちゃうかな?」
このドラマが伝えたいメッセージって、コレじゃないかと感じ始めたkontarouです。
前回、風間くんのプロポーズにより大逆転を果たした九本さん(関本渚)
お父ちゃん(宇梶剛士)が虫になる前に何とか結婚を果たし、お父ちゃんを無事に成仏させてあげるのでした。
よかった、よかった。
S君「もうさ、二人の誓いのキスのシーンが最終回で良かったんじゃない。キレイにまとまったと思うぞ。」
私「これ以上の展開、綾子サイドでは期待できんよな。いや、ホントに。」
で、並行して綾子(福田麻貴)サイドの話。
山田とすれ違いを起こした綾子。
その中を取り持つ九本お父ちゃん。
山田が戻ってきたのは綾子のためだと伝わって仲直りし、山田のアシストで綾子はブーケトスを受け取って。
再びいざゆかん、婚活の場に!という流れ。
私「展開が早すぎるのよ。」
最終回間近にあるあるのスピード展開。
ココはもう少し丁寧に描いても良かったのでは?
ダメンズの出番やお笑い展開を削れば、もう少し恋愛要素を入れ込むスキはあったはずだぞ。
S君「ちゃうよ。恋愛ドラマちゃうよ。」
私「せや、お笑いドラマやったな。ほな大丈夫か。」
S君「うむ。あたま空っぽで楽しむものだぞ。いつも通りの勢いがあって良かったぞ。」
とはいえ。
今から走り出しても、最終回までに恋愛ドラマを繰り広げる流れが思い浮かばない。
変貌をとげた大池と結婚する展開でも来るのか?
S君「おかあちゃん、萬田久子やで?」
私「ほな無理か。」
さて、今回のテーマは「婚活バス旅行」
大池の地元、静岡で開催される婚活バス旅行に大池と参加する事になる綾子。
ハードルがメッチャ高いヤツだ。
ボッチになったら終わりなやつだ。
私「よりによって、いばらの道を進むのか。」
S君「相沢ちゃんに反対されても参加したもんね。」
それは、仕事が良いところだからである。
茨の道は関係ない。
仕事を優先すると言いつつ、相沢ちゃん(白河れい)に隠れてバスツアーに参加する綾子。
そうだぞ綾子。偉いぞ綾子。
人生には仕事を犠牲にしてでも掴み取らなければならない瞬間があるのだ。
そうして乗り込んだバスの隣の席にはオカメさんがいて。
のっぺりしてまんな~って。
え???
どこがオカメやねん。足立梨花やん。
むしろヒロインやん。
足立梨花に変えてラブコメドラマを始めてくれよ。
S君「キミ、足立梨花さんのファンだっけ?」
私「いいえ。しかして、さすがに。女性のビジュアル担当がいい加減ほしい!男子にも目の保養をくれ!」
そんなこんなで目的地に到着して。
徹夜明けのため、メイクの途中で疲れて寝てしまった綾子。
目が覚めたら目の前に相沢ちゃん。
S君「ホラーよな。」
私「相沢ちゃん。。。綾子が好きすぎて、とうとうストーカーになってしまったか。」
お目付け役で参加したという相沢ちゃん。
今回のクセキャラは相沢ちゃんでしたね。
お目付け役で参加したはずの婚活イベントで爆モテする相沢ちゃん。
モテるごとに性格が変わっていく相沢ちゃん。
いや、性格がおわっていく相沢。
S君「秒ごとに調子にのっていったな。」
私「イヤな女やで。最終回まぢかで妙なもん掘り込んできたな。」
しかし、ここはもっと面白くできる場所なのにもったいない。
そっちの方が許せなかった。
相沢ちゃんがあの姿のままでモテるとか、現実的にありえないのよ。
100回以上ああいう場に通っていたが、一度も見たことないのよあんな場面。
やるなら、メイクや髪型、服装をバッチリ整えて。
美人の状態で参加させて、モテ度とともにメイクや服装がどんどん洗練されていく(あるいは化粧が化け物に変わっていく)展開とかが見たかった。
視聴率はさておき、ネット界隈はざわついたはずだぞ。
足立梨花の件もそうだぞ!
素材の殺し方が上手すぎるんだよ。
ちなみに、男性側はそこそこリアリティがあったと思う。
●金持ち(親が)の大池が爆モテする。
●見た目がまともな男性(大谷)がモテる展開。そして、山田というイケメンが現れた途端にモテが終わる展開。
●綾子と二人きりになった金田一が、目の前に相沢ちゃんが現れたらそっちばかり見るという流れ。※男女限らず、よくある展開。
●30歳オーバーは対象外という謎ルールを設定している人。
婚活あるあるがしっかり揃っている。
そんな中で、男から見て間違いないと思うオトコ。
S君「ラーメン大好き小池さんだな。」
私「大池さんな。」
相手の事を見た目で判断せず、内面を見ようとする”姿勢”。
自分の身分(金持ちじゃない)を偽らない”正直さ”。
アホだけど”明るい性格”。
思考に”柔軟さと素直さ”があって、”常識”もある。
つまり、性格がイイ。
長い人生を考えて、”イイ男”だと思う。
S君「熱弁するな~」
私「職業がら50~80代の家庭を沢山見ててさ。嫌な性格している人って、50歳を超えたころから嫌な部分が加速的に増大するねん。で、楽しい人は歳老いても楽しい人だし、優しい人は歳老いても優しい。」
S君「聞いた事あるかも。」
私「会社、業界にも要注意だぞ。企業文化って、人格にかなり作用するぞ。年収も大事だが、同僚や上司がマトモな人間か?の方も重要だぞ。むしろ、離婚理由の上位にいる性格の不一致や価値観の不一致に直結するぞ。」
綾子もそこに気づいたようで。
少しずつ大池に引かれていく描写がありました。
S君「大谷や金田一にフラれたせいもあるかもやけどな。」
私「女性陣にもけしかけられた感じあったしな。」
これは、もしかするのか?
ファイナルファンタジー現象(最終回発情期)が起こるのか?
最後の最後、綾子を助け出した王子(大池)様がカツラ!!!
カツラの設定はマジでいらんやろ!!!
という意味不明な場面もあったけれど、果たしてどうなるか!?
そ、そうだぞ。
綾子よ、その”好き”は正しいぞ。
相手はカツラだけど。
カツラだけど、結婚は見た目じゃないぞ。
大池を選ぶんだぞ!
次回最終回。
果たして綾子にハッピーエンドはあるのか?
山田は成仏できるのか?
たぶんできないだろうな~
だってコメディドラマだもんな~
どういう決着になるのか、見届けたいと思います。
~~~~~ 余談 ~~~~~
S君「それにしてもさ、足立梨花さんよかったな。」
私「おお。良い役でよかった。」
このドラマの真ヒロインは足立梨花で良いんじゃないか?
もちろん、見た目を除いた上で。
見た目を考慮してしまったら、、、それはもう無敵じゃないか。
彼女の発言から漂うイイ人感。
キレイ事を言っているだけの腹黒女の可能性も大いにあるが、そうだとしても男の目線で一番好印象なのは彼女であった。
S君「というと?」
相手の中身をみようとする姿勢、
本心だったら性格の良い女性だし、ウソだったとしても他の女性と比べて品性がある女性に見える。※他の女性が見た目やお金にこだわりすぎ。
どちらに転んでもプラスに見える。
私「男性からの性的なヤラシイ目線でキモイと感じるように、女性からの財布の中身を除こうとする思考はキモイと感じるのである。」
S君「そんなに?同じレベルか?」
そりゃ、ケースバイケースだよ。
ただ、身近にこういったケースがあった。
彼は名家の人間で、副業で一等地のタワマン(何棟も)を所持&管理しているような男だ。
身内も友達も金持ちだらけで、なんやかんやあってそんな仕事もしているらしい。(なんやかんやって何やねん。お願いだから俺にも分けてくれないか?)
S君「キミ、金持ちの知り合い多くないか?」
私「多くないよ。たまたま今の会社に金持ちが多いだけだよ。貧民(kontarou一派)と富豪にキレイに分かれててさ。。。一生懸命マジメに働くって何なんだろうね。」
気を取り直して。
彼の親も当然金持ち。祖父も曽祖父も、そのまた先祖も名家の金持ち。
そんな話を聞きつけた、取引先の女性(実家が金持ち)に言い寄られた彼。
彼女からの猛烈アプローチの末に、付き合ったまでは良かったのだが。
私「初デート、どこに連れていかれたと思う?」
S君「ジュエリー店か?それともヴィトンのバッグをねだられたか?」
ざんねん、ハズレ。
正解は住宅展示場だ。
将来いっしょに住む家を探しましょう♥
と言われたそうだ。
初デートで●億円のおねだりを受けた彼。
ひどいトラウマができ、女性不信になってしまった。
お金目的か、、、というか、金額が狂ってない?と凄く冷めたらしい。
S君「極端すぎへんか?」
私「でもさ。胸の大きな女性が、男は胸ばかり見てきてキモイと言うのと似てないか?」
S君「たしかにな。」
という視点で思い返すと。
足立梨花はやっぱり良かった。
彼女は幸せな結婚を掴むだろう。きっとそうに違いない。
だから、来週は足立梨花の結婚式シーンで終わってもイイよ。
あるいは、綾子の魂が足立梨花に憑依して、旦那さん(大谷?)と温泉に行ってもいいよ。
それで山田も成仏だ。ハッピーハッピー
S君「やめろ。どこがハッピーハッピーやねん。鬼畜展開すぎるわ。」
私「ごめんなさい。カワイソウすぎるな。」
泣いても笑っても次回は最終回。
全然ワクワクもドキドキもしない最終回。
綾子よ。アンタ、ほんとに結婚できるのかい?
ホントに結婚する気あるならとっとと大池にキメちまいな!
お母さん、萬田久子だけど。
私「そこに愛はあるんや!」
第10話の感想はこちら。
※ドラマの内容が気になる方に。番組HPです