●エリアと時期:京都・祇園町・2月(当時29歳)
●参加者の特徴:20代中盤~30代中盤
●参加者の人数:男性10➡3名、女性10➡2名
●参加費:男性4000円 女性1500円
とかだったと思います。
●オススメ度:★★★★☆ ※ただし今回は除く
※男目線での婚活・恋活の体験記です。
誹謗中傷・ご意見はご遠慮ください。
~~~~~~ 本編 ~~~~~~
ごきげんよう、kontarouです。
(自己紹介はこちら)
いろいろな出会いを経て、
年末に初めての彼女ができた私。
色々と浮かれまくっていた私。
ブラック企業で暗黒勤務をこなしているハズなのに、景色が輝いて見えていた私。
そんなワタシでしたが、心残りがいくつかありました。
その一つがサブちゃんです。
婚活地獄の中で出会ったマブダチ。
彼の婚活が心配だった。
※サブちゃんとの話
彼は彼で、年末年始にいくつかの街コンに参加していた。
「〇〇って街コンに行ってみようと思う!」とか、「●●ってイベントってどう思う?」
などのやり取りをしていたため、彼の動向は何となく知ってはいたのだが。
結果は振るわず。
彼は出会いを、結婚をあきらめかけていた。
ラインの文面からそれが伝わって来ていた。
私も似たような経験をしてきたから、彼のしんどさはわかる。
なので何か力になれないか、前向きに出来ないかと考えていた。
当時の私「それで、街コンに誘ったんだよね。」
今の私「そう。決して浮気心ではない!」
「まぁ、今まで女性からヒドイ扱いを受けることが多かったので。女性から声がけされて、「オレ、彼女いるんで。コイツの付き添いなので。」と言ってフッてみたい!という下心もあった。」
当時の私「10%くらいな。」
だって人間だもの。
調子にのって浮かれてたんだもの。
で、タイミングが良い事に次の週末に”漢字ミュージアム 街コン”が開催されると見つけた私。
「これだ!」と、サブちゃんを連れて行くことにした。
※以前の”漢字ミュージアム”の話
※漢字ミュージアムってこんな所です。
これでサブちゃんも前向きになるぞ。
楽しみだな~。
いや~、街コンの経験が役立つ日が来るとはな~。
私はミナモさんへの若干の罪悪感を感じつつ、ワクワクしていた。
そして街コン当日。
私「こ、これは、どういうことだ!!!」
待ち合わせ場所にいたのは私と、サブちゃんと、もう1人の男性、そして女性が2人。
ぜんぜん人が来ていなかった。。。
※女性2人は27~28歳くらいのギャル系キレイ目なOLの方達でした。
サブちゃん「こんな日もあるって。ご飯でも食べて帰ろうか。」
私「ごめん。人数が揃ったらメッチャいいイベントやってんけどな。」
そう言って、帰ろうとした矢先。
司会者「イベント参加者のかたは、先にお支払いをお願いします。」
まさかの声がかかる(サブちゃんの出演回、大体まさかが起こります。)
え?街コンするの?
この人数で?
ムリだろ。
サブちゃん「え?ボクちょっと確認してくるわ。」
私「おう。頼むわ。」
サブちゃんと司会役の人が話をする。
そして戻ってくる。
サブちゃん「ホンマにやるらしい。ボクはどっちでもいいけどkon君はどうする?」
私「どうするって、女性は参加するんか?それならグループデートみたいになって良いかもやけど。」
なんせ、男のメンツは見ての通りだ。
冴えないメガネ(私)、ジャケットの中にアロハを着たオジサン(サブちゃん)、その他(ヤンチャ系?なお兄さん)
私なら帰る。
やんわりお断りして帰る。
サブちゃん「だね。だからお金の前に、女性の人に参加するか確認してくれと伝えた。」
私「それなら女性の出方を見て決めよう。」
サブちゃん「うん。」
我々は待った。彼女たちがどうするのか(たぶん帰る)のを。
サブちゃん「あ、お金渡した。」
私「え?マジで。」
(なぜ?参加費を安くするとでも言われたのか??)
世の中、なにが起こるか分からないものだ。
そうして、【サブちゃんを励ますための】街コンは開催となった。
会場1Fにて。
私「あ!コレ、自分の名前の感じを探してハンコ押すみたいですよ。象形文字?へんな形がいっぱいですねw」
女性1「え?ホントだ。アンタの文字、これじゃない?」
女性2「へー。こんな感じなんだ。もっといい感じのが良かったな。」
サブちゃん「ボクのよりマシだと思いますよ」
女性2「ホントですね。」
女性1「ちょっと!サブさんのも変じゃないですよw」
私「笑ってますやん。そうだ、ハンコを全部押し終わったら名前宛てクイズしません?」
女性1「あ、そういうのはいいですw」
サブちゃん「会社の名札の代わりに、これ(ハンコ)を名札にしても面白いかもな。」
女性2「名札とかつけるんですかw」
サブちゃん「つけますよ。名札がコレに変わってたらビックリするでしょ~」
漢字ミュージアムは体験エリアがいっぱいある。
一つ一つに反応していけば、会話のきっかけには困らない。
コミュ力が低くても盛り上がるのは簡単。
だからオススメです。
そんな感じのトークで盛り上がりつつ。
なんなら女性同士の会話で「あのアロハのオジサン面白くない?」「アンタにお似合いかもよ」
などという会話が聞こえたりして。
これはもしかして、もしかするか!?
などと期待しつつ。
2階へ移動したとき事件が起こりました。
サブちゃん「あれ、女性陣どこにいった?」
私「え?まさか帰った?」
どのタイミングで抜け出したのかわからないが、煙のように2人が消えていた。
なんで? いや、実はあまり盛り上がってないのは気づいていたけれど。
なら、最初に断って欲しかった。やはり金のやり取りがあったのか???
サブちゃん「どうしようか?」
私「んー。急にいなくなるってのはそういう事よね。1%はトイレの可能性もあるけど。」
サブちゃん「とりあえず、司会の人に確認するわ。これでお金取られるのは違う気がするし。」
私「キミのそう言うところ、カッコよくて好きだぞ♥。うむ、任せた。」
ふたたび司会者と話し合うサブちゃん。
そして戻ってくる。怒っている。
サブちゃん「お金は返せないだと。」
私「マジか。」
サブちゃん「どうしよう。腹立ってきた。」
私「女性おらんのに街コンってムリあるよな。って、あ!おったぞ。」
女性陣を見つけた。向こうの方で2人で遊んでいる。
私「あれじゃない?彼女たちに街コンを続ける気があるか聞いて、無いなら帰ろうぜ。」
サブちゃん「いや。お金払った以上、司会者にその辺はさせるべきだ。もう一度話してくる。」
サブちゃん、こういうところはしっかりしている。
そして三度、司会者と話す。少し口論になっている。
そして、戻ってくる。たいそうご立腹だ。
サブちゃん「責任もって、彼女たちに確認してきなさいって言った。今から確認してくるってさ。」
私「えらいぞ。」
兄さん「兄さんホンマすごいっすね。尊敬します。」
ん?どちら様でしたっけ?
しばらくの話し合いの後、街コンは再開する事となった。
が、10分もしないうちにまた雲隠れが発生した。
兄さん「アイツら、マジでないっすわ。オレもう帰るんで!」
サブちゃん「まあ待って。僕が司会者ほもう一度話してくるわ。納得いかないねん。」
兄さん「オレも行きますわ。」
私「キミは待って。サブちゃん、冷静にな。言いたい事言ったら帰ってくるんやで。」
サブちゃんが司会者と話をする。
割と長いこと話っている。
ん~。今回の事は、どう見ても司会者が悪い。
前回の時は、別の司会者だったがもっとちゃんと進行していた。
参加者に丸投げ。みたいなことは無かった。
開催するなら、司会者がちゃんと場をまとめなくてはダメだ。
開催元、司会進行役が誰か。というのは街コンの結果を180° 変えるんだな~
などと考えていたら、サブちゃんが戻って来た。
サブちゃん「イベント不成立ですよね?返金してもらったら帰ります。って言ったら、絶対にお金は返さないって言うからさ。なら女性を連れ戻して来い!!って言った。」
※補足するとイベントは90分あるのだが、この時点で、始まってから25分を過ぎたくらいだった。
兄さん「ありえへんですね!」
私「うん。ありえないんやけどさ。女性が戻ったところでどうするんさ。」
サブちゃん「わからん。でも、オレこう言うのは許されへんねん。」
ん~。
どうしたものか。
サブちゃんを励まそうと軽い気持ちで誘ったのに、こんな結果になるとは。。。
私「司会者の人が戻ってきたらオレも話すよ。納得はいかんやろうけど、決着はつけよう。」
今度の話し合いにはオレも混ざろう。
そう思って司会者の帰りを待っていると。
女性を連れて帰って来た。
おい、お前らいたのかよ!!
というか1階に逃げてんじゃあねぇよ。
司会者「じゃあ、気を取り直して街コン再開しましょう!」
私「いや、それは無理がありますって。お二人は続ける気、ありますか?」
女性陣に尋ねる。
女性1「どちらでも。」
女性2「・・・」
私「こんな感じで楽しく続けるのは難しいですよね。でも、返金もできないと。」
司会者を見る。
司会者「・・・」
私「このままこうしていても仕方ないので、連絡先だけ交換して終わるってのはどうでしょうか?」
ここ、楽しい場所なので。
連絡先を交換したら、後は自由に見て回るなり、帰るなりしましょうよ。
そんな感じの事を言った。
司会者「では、そんな感じでお願いします。」
我々(わたし以外)は連絡先を交換した。
そうして、街コンは終了した。
※連絡先交換をさせたのは、1階で聞こえた女性の会話が気になったから。サブちゃんの口論の現場を彼女たちは未定無いハズなので、万が一の可能性にかけてみた。
女性陣(+司会者)を見送った後、我々も会場をでた。
サブちゃん「あー、腹立つけど、kon君がまとめてくれてちょっとスカッとしたわ。」
私「こんなつもりじゃ無かってんけどな。この後、メシでも行く?」
サブちゃん「せやね。あ、キミも一緒に行かない?」
兄さん「え?なんで?」
え?
オレもそう思った。
兄さん「いやー。あれは無いっすわ。俺の人生で初めてっすわ。あ、今日が初めての街コンなんですけどね。」
サブちゃん「無いよね~。え、初めてなのキミ?いや、なんだか気が合いそうだとは思ったんだけどそういう事か~」
兄さん「え、兄さんも初めてですか?」
「あ、オレの事は”はっちゃん”と呼んでください。」
サブちゃん「いや、昨年末に始めて5回目くらい。」
「ボクの事はサブちゃんでいいよ。」
某百貨店街の某カフェスペースにて。
アロハのオジサンとお兄ちゃんが偉く盛り上がっている。
ただのコーヒーとジュースなのに居酒屋みたいになっている。
はっちゃん「街コンって、いつもこんな感じなんすか?」
サブちゃん「今回がヒドかっただけ。だと思う。kon君にはいい出会いもあったし。」
はっちゃん「彼女できたんすか?」
私「うん。ヒドい回はヒドいけど、良い回もあるって感じだよ。良い出会いもあったよ。」
はっちゃん「えー。オレもそっちに行きたかったな~。あいつらヒドすぎでしょ。」
私「なんだろうね。恋愛だから?街コンだから?自分勝手というか、そういう人が多いよね。」
この人とは一緒に仕事をしたくない。関わりたくない。そんな人をたびたび見かける。
サブちゃん「ラインの未読無視とかも傷つくよね。僕なら絶対にできないわ。」
はっちゃん「オレもっす。礼儀というか筋はきっちり通したいんで。」
サブちゃん「でも、ボクは彼女いないしな~。間違ってるんかな~」
私「あってると思うよ。未読無視も最近は分かるし、やったことあるけど。今回のは司会者もダメやわ。」
「でもさ、こうしていい出会いがあったし街コンも捨てたもんじゃないよな!」
はっちゃん「エエこと言うやん。ココは仲良くいこな!」
キミ、距離感近いよね。僕ら年上やで、一応。まぁ悪いヤツでは無さそうだし、サブちゃんが良いならエエんやけど。
はっちゃん「で、次はいつ行くんですか?」
サブちゃん「え、つぎ?次か~」
はっちゃん「コレがちょっと気になるんやけどどう?」
サブちゃん「え~、そうだね~」
はっちゃん「じゃ、2名で予約しとくっす。」
サブちゃん「ありがとう。だね、つぎ行くか!」
うん。。。
なんか知らんが、はっちゃんとサブちゃんがえらく意気投合している。
予定とはかなり違ってしまったが、サブちゃんが前向きになって良かった。
結果オーライだ
・・・
「ねぇ、あの人たち面白いよね。丸聞こえなんだけど。」
「たしかに。こんな場所で大声で恋愛トークできないわ~」
「う~ん。でも、私も街コンに行きたくなってきたかも。」
「あ~私も。ああいう人たちと出会いたいわ~」
我々が宴会をしている周りで、女性の声が聞こえてくる。
聞こえてくるよ、私には。
なんだろう、イイ気分だ。もっと褒めてほしいぞ。
私「あ、そうそう。今更なんだけど、連絡先交換したあの女性1、サブちゃんの事を女性2に勧めてたで。今は分からんけど、あの時はまんざらでも無かってん。ダメもとで連絡してみなよ。」
サブちゃん「え!?そういう励ましへこむからエエよ。」
私「ホンマやって。一対一なら上手くいく可能性も万に一つはあるから、当たって砕けてみなって。」
はっちゃん「え~、サブちゃんも居なくなるのは辛すぎるって。でも、当たるのは大事っすよ!」
サブちゃん「ホンマ?じゃあ、当たってみようかな!」
この晩、彼は見事に粉砕しました。
粉砕して、風になったそうです。
人生、そんなに甘くは無かった。
サブちゃん、ゴメンよ。
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