【登場人物】
●私 :kontarou(当時30歳のサラリーマン)
●彼女:ミナモさん(当時29歳、福祉系勤務)
※婚約済み。指輪もプレゼント済み
【この話の内容】
結婚する前に同棲をするべきか?
というテーマに対して、
30歳~31歳の時期に同棲をしたkontarou(男)
の目線でオススメするポイントを答えます。
●同棲期間:4.5カ月ほど
(半同棲中も含めると8カ月ほど)
●同棲エリア:兵庫県某所の3LDK賃貸
(阪急沿線の治安の良いエリア)
●お金の話:共働きのため折半。財布は別々。
●同棲をオススメするポイント3選
その1:相手の本性が見える。
その2:お互いのホントの相性がわかる。
その3:自分の本当の結婚感、価値観、
相手に求める事が理解できる。
※男目線での婚活・恋活の体験記です。
誹謗中傷・ご意見はご遠慮ください。
~~~~~~ 本編 ~~~~~~
結婚前の同棲は必要か?
賛否両論があると思います。
ただし、30歳以降の結婚と考えた場合、
失敗した時のダメージが大きいです。
(仕事をしながらの事務的な手続きがしんどい)
結婚してから
「こんなはずでは。。。」
と後悔しない為にも、
結婚前の同棲はした方が良い。
と私は思います。
という事で、皆さまこんにちは。
あなたの婚活アンバサダー、kontarouです。
(自己紹介はこちら)
今回の話ですが、
初めてつき合った彼女(ミナモさん)と
同棲を始めた時の話です。
➡つき合う
➡いまココ。
と順調に関係を進めてきた2人。
いよいよ結婚か?と思いきや、
現実はそんなに甘くない。
そこの所をお話しします。
当時の私「え?すごい順調に見えるんだけど、違うの?」
今の私「つき合う時はお花畑、結婚するときは彼岸花。酸いも甘いもあるものさ。」
※ミナモさん編の前回の話はこちら
出会いからの話はこちらから。
同棲を始めたキッカケはタイトルにある通りで、
「賃貸契約の更新時期が来た」
というベタなやつです。
ミナモさんの住んでいる”山の中”の部屋の
契約更新のタイミングで、
「ここで一緒に暮らす(または別れる)」
or
「別の部屋で一緒に暮らす」
という選択をせまられ、
新居を探して同棲することになりました。
当時の私「山の中からの出勤は無理すぎるし、結婚を考えていたし、良いタイミングかなと。」
今の私「当時の私の頭の中はお花畑でした。」
当時の私は
”一緒に暮らす”
という言葉の意味を軽く考えていました。
・同棲したら毎日イチャイチャできる。
・同棲したら毎週デートできる。
・同棲したらミナモさんの手料理が食べられる。
・同棲したら、、、
こんな事ばかり考えていました。
当時の私「あ、さすがに彼女の家には事前に挨拶と許可をもらいに行きましたよ!」
今の私「うんうん。えらいねぇ。」
ともあれ、
まずは部屋を決めなければならない。
ブラック企業勤めで貯金も給料も無かった私。
家を買おう!
というのは夢のまた夢。
手ごろな家賃で、
お互いに通勤がしやすい場所
という条件で部屋を探しました。
当時の私「お互いの通勤時間が1時間以内で、彼女の友達が多く住んでいるエリアに絞って探しました。」
今の私「治安の事も考えて阪急沿線にしました。」
※イメージです
ちなみにこの家探し、
私はコスパにこだわったので時間がかかり、
2カ月くらいかけた気がします。
駅から徒歩11分、
60m2の2LDK、
築38年ほど(妥協点)で、
家賃は月6.8万円(管理費など込み)
阪急沿線の中だと、
なかなかこのレベルは無いです。
当時の私「ミナモさん、家探し期間はずっとふざけていたな。」
今の私「この部屋だとこんなボケができる、こっちの部屋だとあんなネタができるとかね。」
(アンタ、M-1王者でも目指すんかいな?)
ぶっちゃけ、時間がかったのはこのせい。
その後はスムーズに進みました。
(用面でいろいろと揉めはしたが)
家具家電に関しては、
ミナモさんのものを利用する事となり、
買い換えたのは冷蔵庫、洗濯機くらい。
当時の私「いよいよイチャイチャ生活が始まるんだな。」
今の私「。。。」
(念のためですが、同棲生活は楽しいです)
さぁ、ようやく本題です。
結婚前に同棲をした方が良い理由。
私たち2人の同棲生活はこんな感じでした。
”理想”
●毎日がお泊りデートのようなラブラブ
●愛情たっぷりの手料理が毎日食べられて
(もちろん私も作る)
●お気に入りの食器を少しづつ買い足して…
”現実”
●料理の味付けが違いすぎて揉める
(卵焼きは醤油派?砂糖派?だし派?など)
●お風呂のルールで揉める
(バスタオルは共有派?個別派?など)
●寝る時間で揉める
(出勤が早いので22時には寝たいが、
向こうは25時まで起きていたいなど)
●片付けで揉める
(なんでも床に置きたい(食べ物も)
VS 必要なモノしか出さないなど)
挙げればキリが無いが、
とにかく、
些細な事でいちいち揉めた。
(ラブラブも、もちろんありましたが)
一つ一つは小さい事でも、
毎日重なると、
雪が降り積もるように
大きなストレスとなります。
現実はそんな感じです。
当時の私「ミナモさんは料理上手なので美味しかった。私の体重は半年で14キロも増えたけど。」
今の私「毎日がお泊りデート気分だったよな。」
当時の私「毎日サンディの生鮮を食べるのは辛かった。節約も大事だが新鮮なものも食べたい。」
今の私「フェイスタオルをバスタオルとして共有するのもね。2人で1枚を使うとかムリやて。」
人間、100人いれば100通りの生き方があります。
生き方の違う2人が暮らし始めれば、
とうぜん揉めます。
そこで重要となるのが「話し合い」です。
お互いの妥協点を見つける「歩み寄り」です。
小さな問題と放置せずに、
落としどころを作っていく事が大切です。
最初に書いた同棲のおすすめポイント
「相手の本性が見える」
ですが、
この話し合いでお互いの本性が露わになります。
・話し合いができる人なのか?(自分も相手も)
・歩み寄りができる人なのか?(自分も相手も)
結婚を継続できる相手なのか、見えてきます。
当時の私「私は頑固であまのじゃく、ミナモさんは逃げグセがあって意地悪。そういうダークサイドが見えました。」
今の私「生活環境が変わる事自体がストレスだからね。悪い部分がより強調されて見えました。」
当時の私「ミナモさん、都合が悪くなるとすぐ泣き出すクセもあって。話し合いにならなかったなぁ。」
今の私「私も私で、言いたいことを上手く伝えられずに我慢してしまうタイプでした。」
そんな感じで、
私たち2人は話し合いができず、
徐々にケンカが増えていき。
そんなときに衝撃的な事実が判明しました。
ミナモさんは”メンヘラ”でした。
生理が重いという事は知っていましたが、
情緒不安定になると自傷をする人でした。
(傷が残らないタイプの自傷をする、
極度のかまってちゃんでした)
同棲してからわかった、一番衝撃的な真実でした。
今の私「同姓初期にビジュアル系バンドのDVDとかドクロの指輪を見つけて、もしやとは思っていたけど。」
当時の私「自傷は衝撃だった。ここで”もう無理かも”って思ってしまった。」
今の私「いや、普通にムリでしょ。かまって欲しくて自傷するのはムリでしょ。」
当時の私「気分次第で酷いことも散々言われたな。私の不幸の原因の100%はお前だ!お前が●ねば世界は平和になる!とかなんとか。」
今の私「この一言が原因で、周期の重い女性が嫌いになりましたなぁ。」
結婚する前に同棲しておいて
ホントに良かったと思います。
次のおすすめポイント
「ホントの相性がわかる」
ですが、
私の場合は上記のような感じでした。
(私はメンヘラさんとは相性が悪かった)
このことがあって、
私はミナモさんと顔を合わせるのが嫌になり、
2週間ほど自室にこもってしまいました。
当時の私「部屋にこもっている間にインフルエンザになりまして。半分は寝込んでました。」
今の私「それにしても長いわ。話すのがムリになったんよな。」
※この時、2LDKの間取りは役立ちました。
ここまでの事が無くても、
人間には一人の時間も必要です。
片方が仕事で、片方が休みの時なども。
別室があると助かります。
で、その間ですが。
ミナモさん、
次の出会いに向けて動いていました。
もう終わりだと思ったのでしょう。
(実際そんな態度を取りましたし)
派手な服が増え、
朝帰りが増え、
彼氏候補の男たち?からの
ラインメッセージが映ったままの
携帯をリビングにおいていたり。
そんな感じでした。
当時の私「切り替えが早すぎる。というか、携帯は隠せよな。一夜を過ごしたのが見えてるぞ。」
今の私「相性が絶対に合わないと改めて思った。オレはきちんと別れる前に次の出会いは探せない。」
「いや、なんでもない。」
当時の私「ん??」
この場合って、浮気というんでしょうか?
どうなんでしょう。
この状況なら普通だと思う方もいるでしょうし、
今の私は、何とも思いません。
(ドライ、冷徹に考えるようになりました)
この経験が私の恋愛観を大きく変えました。
※実は付き合って以降、
何度も”浮気”を疑われ続けてきたワタシ。
友人の婚カツ応援(44話)を除いては、
やましい事が全くなかったワタシ。
「浮気を疑う人は、やっぱり裏切るんだな。」
そんな偏見と遺恨(女性不信)が
生まれた瞬間でした。
(それくらいショックでした。)
今の私「もうメンヘラかまってちゃんには関わらない。優しくしないし、冷たく接する!」
当時の私「それだけは決まった。」
今の私「女性に優しくするんじゃなくて、優しい人にだけ、優しくする!」
当時の私「人の好きなものを否定せず、意地悪ではなく、話し合いができて、生理の酷くない人と結婚してやる!いや、女じゃなくてもいい。そういう人達とオレは生きて行く!」
「あ!自分で選んで買わせた婚約指輪を一度もつけず床に転がしホコリまみれにするけれど、推しバンドのドクロの指輪だけは大事に飾ってピカピカにしているような女だけは、もう人間とは思わない!」
今の私「変なこだわりって、こうして増えていくんだな。。。」
「自分の結婚感、相手に求める事」
と自分の人生観が少しわかった瞬間でした。
(当たり前なことしか書いていない気が。。。)
今の私「でもさ。当時はそんな事よりショックが大きかった。心労しかなかった。」
半年で14キロ太った私は、
1カ月で-10キロ(平均体重に戻った)
3カ月後には-20キロ体重が落ちました(ガリガリ)
※マクドナルドのハンバーガーを
半分も食べることができない日々が続きました。
当時の私「ハンバーガー3口で吐き気が来たときは、笑いながら泣いてたな。」
結婚前に同棲しておいてホントに良かったです。
結婚後に失敗していたら、
ショックはこの比じゃなかっただろう。
ヒドイ例ですが、
こんなパターンもあります。
こうして私の夢の時間は終わりました。
当時の私「米津玄師の”LEMON”が失恋ソングだと気がついたのはこの時だったな。」
今の私「歌詞が刺さったな~。恋をすると恋愛ソングが上手くなるってホントだったな~。」
そして、
このままでは栄養失調で死ぬなと思った私は
失恋のショックから抜け出すため
マッチングアプリを始め、
出会いの鬼と化すのでした。
第48話はこちら