【登場人物】
●私:kontarou(当時32歳のサラリーマン)
●浜辺さん(当時29歳、眼科の受付さん)
※プロフ写真は ぼる塾のスリムな田辺さん
実物は、浜辺美波さん似の美人さん
【会うまでの流れ】
ペアーズで”イイね”を貰ってマッチング。
プロフ写真がスリムな”ぼる塾”の田辺さん
(笑顔はステキ)
どんな人でもマッチングをしたら挨拶する。
人として誠実に生きていたかった当時の私は
ぜ~んぜん、特別な感情の湧かないまま、
友達としてのやり取りを続けてました。
(果たしてこれを誠実と言うのだろうか?)
さすがに興味のない方と会話を続けるのは
失礼と思い、何度かメッセージのやり取りを
終わらせようとトライはしました。
でも何故か、
謎の執念で会話を復活させる田辺さん。
2週間のやり取りを経て、
近所に住んでることが発覚し、
家に押しかけて来そうな勢いが怖くなり。
「お茶でもどうですか?」
とデートにお誘いすることになりました。
(謎の圧があって怖かった。)
※男目線での婚活・恋活の体験記です。
誹謗中傷・ご意見はご遠慮ください。
~~~~~~ 本編 ~~~~~~
どうもkontarouです。
(自己紹介はこちら)
マッチングアプリでの婚カツ編 第3話です。
えー、皆さまスミマセン。
今回はただの自慢話です。
こんな僕でも超絶美人とデート出来たんだよって自慢です。
イイじゃないですか、
たまには自慢話くらいしても。
だって、
「ど真ん中ストライク!!」
の女性だったんだもの。
顔が浜辺美波さんなのに、
出るとこも出ててるんだもの。
テレビに出てくる芸能人より、バツグンに好みのタイプだったんだもの。
当時の私「我が生涯に一片の悔いなし!」
今の私「逝くでない。まだ死兆星は見えておらぬぞ。」
当時の私「前回との落差よ。婚活つづけて良かった~」
※前回の話
週末の午後14時、
ハービス大阪の地下。
私は田辺さんを待っていました。
(浜辺さんが来ることをまだ知りません)
今思うと不思議な偶然ですが、
この日の私は少し気合を入れていました。
マッチングアプリで出会いを探すにあたり、
デートで使えそうなお店を友人達に相談していた私。
その際にサブちゃんから
「ハービスのパレドオールは良かったよ。奥さんも気に入ってる。」
という情報を教えてもらっていたのです。
加えて、
近くにお洒落なご飯屋さんも見つけたため、
これは良い感じのデートコースになるのでは?
と思い。
今後やってくる”本命”とのデートに向けて、
コースの下見&練習をしよう!
と目論んでいました。
※だって、田辺さんが来ると思ってたんだもん。
デートの練習相手にちょうど良さそうじゃん?
田辺さんが美味しいと言えば、絶対に美味しいじゃん?
田辺さん「こんにちは。お待たせしてすみません。」
私「いえいえ、私も来たばかりですよ。。。?? どちら様でしょうか?」
目の前に立っていたのは、
ぼる塾の田辺さん(のスリムver.)ではなく、
浜辺美波(に凄く似た美女)さんでした。
浜辺さん「え?kontarouさんですよね?」
私「あ、はい。そうですが。。。?ええっ!?浜辺さんですか?」
写真と見た目が違うんですが?
劇的ビフォーアフターですか?アンタ。
浜辺さん「わからなかったんですか?ちょっと傷つきました。」
どうやら本人で間違いないらしい。
私「いや~、思ってたよりスラっとしてると言うか。痩せました?」
浜辺さん「これでも少し増えました。」
「そんなわけあるかい!思って体型の1/3サイズや!」
なんてことは言えない。
(前回といい、今回といい、ペアーズには写真詐欺しかおらんのか?)
ちなみに、
実際に言えたことはこうでした。
私「失礼シマシタ。トリアエズ、オ店二向カイマショウカ?」
見事なカタコト。
平静を保とうとしましたがムリでした。
だって、
目の前にほぼ”浜辺美波”がいるんだぜ?
緊張するに決まってんじゃん。
美人過ぎるだろこの生き物。
浜辺さん「喋りかた、へんじゃないですか?笑」
私「ソウデスカネ?オ店ハコッチデスヨ。」
真っ白になった頭の中の地図を頼りに、
目的のお店に向かって歩く。
それが精一杯でした。
私「あ!!」
お店は、閉まっていた。
正確には結婚式の2次会で貸し切りだった。
浜辺さん「貸し切りなんですね。どうします?」
どうしましょう。。
脳内はバグったまま。
何のプランも浮かばない。
私「ん~~~。どうしようかな。」
心なしか、浜辺さんの機嫌が少し悪そうに見える。
「お茶をした後に行こうと思ってたんですけど、スイーツでも行きます?チョコが有名なお店があるみたいで。」
浜辺さん「はい、連れて行って下さい。」
汚名返上をかけ、
パレドオールに向かう事となった。
頼むぞ、今度は開いてててくれよ!!
私「良かった、やってました。」
浜辺さん「いい雰囲気のお店ですね。」
パレドオールは開いていました。
順番待ちが何組かいましたが、
20~30分まてば入れそうな感じ。
私「しばらく並びそうですが、ここでもイイですか?」
浜辺さん「はい。大丈夫ですよ。」
良かった。
浜辺さんの機嫌が少し良くなったように見える。
ホッとしたのと、待合の椅子に座れたのとで、
緊張もほぐれてきた。
私「実はこのお店、友人のスイーツおじさんに教えてもらって。初めて来るんです。色んなチョコを楽しめるらしいですよ。」
浜辺さん「スイーツおじさんって、すごい表現(笑)。でも、ホントは他の女性に聞いてたりして。」
私「いや、残念ながらそんな知り合いはいません。あ~あ、悲しいな。浜辺さんのために必死に調べたのに。」
結果論だがウソは言ってない。
浜辺さん「そうなんですか?ありがとうございます。でも私、チョコって苦手なんです。」
おい。
どういうことだ。
なんで今まで黙っとんねん。
このデートプラン、大失敗やないか。
私「え!?あ、じゃあ、お店変えます?喫茶店なら他にいくらでもあるし。」
浜辺さん「大丈夫です。食べられないわけではないので。」
いや、無理やて。
そんな気の使い方、
わての傷口を広げるだけですって。
浜辺さん「あの。私、今日お会いするの楽しみにしてました。なんでか分かります?」
私「え?何だろう。わからないです。」
急に話題を変える浜辺さん。
何の話だ?
浜辺さん「”今日”、会うのが楽しみだったんです。これがヒントです。」
2回言ったよ、この人。
ああ、ダメだ。
顔面を直視すると石になってしまう。
メロメロ甘風をくらってしまう。
私「なんだろう。この辺でイベントってやってましたっけ?」
浜辺さん「そういう事じゃないです。」
私「え~、、、あ、もしかして!ワタシに会うのがそんなに楽しみだった?♥」
浜辺さん「いや、そういう事じゃない。もういいです。」
なんだよ。
せっかく、ぶりっ子アイドルっぽく言ったってのに。
スルーするなよ。
浜辺さん「わたし、誕生日なんです。」
私「へ~。なるほど。あ、オメデトウございます☆」
し・ら・ん・が・な・☆
アナタ、私のことが超能力者に見えまして?
心の声なんて聞こえるわけ、ありませんから!
誕生日なんて大事な情報、
先に言っといてもらわんと困りますわ!
※後日この話を同僚に話すと「どんかんやな~」と言われました。
もう一度言わせてもらおう。
し・ら・ん・が・な
そんな寸劇を続けていたら、
私たちの順番がやって来ました。
私「メニュー、色々あるんですね。でもチョコばっかり。。浜辺さんの頼めそうなのってありますか?」
浜辺さん「ん~~~。konさんは何を頼むんですか?」
何を頼もう。
メニューを眺めていると、ちょっと面白そうなものを見つけた。
私「ショコラセットにしようかな。数あるチョコ中から、好みに合わせた3種をチョイスできるらしいですよ!」
浜辺さん「へ~。私はガトーショコラセットにしようかな。」
おい。
興味なしかよ。
オマエ、何のために質問したんだよ。
私「良いですね~。あ、すみません。注文良いですか?ショコラセットとガトーショコラセットをください。」
私も興味ないフリで返してやる。
※ちなみにショコラセットのチョコ3種は、”お酒入り”、”果実入り”、”定番系”、”限定モノ”など色々あります。店員さんに好みを伝えて選んでもらう事も出来れば、指定する事も出来ます。
店舗HPのメニュー表(PDF)です。古かったらすみません。
私「あ~しまった。お酒入りもあったのか。なんでも大丈夫って言ったら、お酒入りの来ちゃったな。」
浜辺さん「お酒、弱いんでしたよね。」
私「良かったら、食べてみませんか?」
浜辺さん「構いませんけど、変えてもらわなくて良いんですか?」
私「大丈夫です。太るの嫌だし、ちょうどいいです。」
浜辺さん「それ、ケーキを頼んだ女性に言うんですか?」
私「大丈夫だよ?ケーキは別腹だよ♥」
浜辺さん「じゃあ、konさんもケーキ食べてください。別腹でしょ?」
私がチョコを進呈する代わりに、
浜辺さんからケーキを少し分けて頂くことになりました。
私「さすが、人気店だけありますね。ケーキもチョコも美味しい。」
浜辺さん「ですね。でもこのお酒のチョコ、酔ったらどうしましょう。」
私「安心してください。ちゃんと置いて帰りますよ。」
浜辺さん「え?サイテイな人がいるんですけど。返すんでアナタが食べてください。」
私「ムリです。腎不全なのでお酒飲んだら死んじゃうんですボク。」
浜辺さん「え?そうだったんですか。」
私「冗談に決まってるじゃないですか。からかってくるお返しです。」
浜辺さん「konさん、優しい人だと思ってましたが違うんですね。」
私「ええ。意外性No.1と呼ばれています。」
浜辺さん「胡散臭さじゃなくて?まぁ。そういうことにしておいてあげます。」
※マッチングアプリでの会話も、大体こんな感じでした。
浜辺さん「konさん、婚約破棄されたんですよね。調子はどうですか?」
浜辺さんにも、やんわりと伝えていました。
私「わりと元気ですよ。体型はむしろイイ感じになりました。」
「浜辺さんも、長く付き合った彼氏と別れたんですよね?結婚しようってならなかったんですか?」
浜辺さんは、7年付き合った彼と別れてマッチングアプリを始めたそうだ。
浜辺さん「何というか、疲れてしまって。依存されてたんです。ちょっと重たくなって。」
私「依存な~。全体重を預けられるのはシンドイよね。次つき合う人はこんな人がイイ。とかあるんですか?」
浜辺さん「よくわからないです。konさんはありますか?」
よくわからない。
うん、僕もアナタの事が良くわからないよ。
だから、色々話して欲しいんだよ。
私「話し合いができる人。気楽な、こんな感じの会話ができる人。です。」
浜辺さん「プロフにも書いてましたね。」
私「前の関係がめっちゃしんどかったので。黙っててもわかって欲しいとかムズカシイ。ちゃんと言葉にして欲しいですね。」
浜辺さん「相性ってありますよね。」
私「相性って言うんですかね、こういうのも。」
浜辺さん「さあ。どうなんでしょう。」
浜辺さんと話していて感じたのは、
たぶん、恋愛とかはしばらく良いのかな~という事。
一線を引かれている。というより、
恋愛トークそのものに熱を感じない。
恋愛トークに関してだけは、自己開示を避けられる。
疲れている?のか、冷めた感じを受ける。
元カレと長かったようなので、そのせいだろうか。
私「今日はありがとうございました。良かったら、またご飯に行きましょう。」
浜辺さん「こちらこそ、ありがとうございました。」
お店で2時間ほど話したあと、
そのまま解散となりました。
期待せずにあった人が、
ものすごく好みの人で、
でも、おそらく次は無い人。
名残惜しさを感じつつ帰路につきました。
という事でこの話は終わり。
では無いです。
社交辞令(とかすかな希望)という事で、
「次は●●に行ってみませんか?」
とラインを送ってみたら、まさかのOK。
次のデートでは誕生日プレゼントを渡しました。
ぜんっ、ぜん、興味なさそうでしたが。。。
浜辺さん、ホントに何考えてるか分からない人だったな。
※浜辺さんとの話はまだあるのですが、
続編に続く。。かもです。
第52話はこちら
続編、書かせて頂きました。