【登場人物】
●私:kontarou(当時32歳のサラリーマン)
●アンさん(当時31歳、空港の物流担当)
※雰囲気は女優の”杏”さんに似ていました
ちなみに帰国子女
【会うまでの流れ】
ペアーズで”イイね”を送ってマッチング。
空港の物流課にお勤めの女性。
プロフの自己紹介文が知的だったのと、
「元カレとは話し合いができず破局」
と書いてあり、シンパシーを感じたお方。
この女性となら語り合えるのでは!?
と思ってイイねをしました。
話してみるとやはり、
共感できる部分が多く、
「お会いしてお話しましょう!」
とアンさんからお誘いを頂き、
お会いする事となりました。
※男目線での婚活・恋活の体験記です。
誹謗中傷・ご意見はご遠慮ください。
~~~~~~ 本編 ~~~~~~
どうもkontarouです。
(自己紹介はこちら)
マッチングアプリでの婚カツ編 第4話。
航空業界の中の物流担当の女性とのデートのお話です。
アプリをやってなければ出会うことの無さそうな、
特殊な業務をされている女性。
どんな結婚観を持っていて、私がどんな結論を下したか。
僭越ながら語らせていただきます。
当時の私「アンさんも気になるけど、浜辺さん編の続きが気になる~」
今の私「1話で一気にまとめるか、2話できちんと書くか。大事な思い出として閉まっておくか。悩んどるんやわ。」
※浜辺さん編①です。
浜辺さんと会った翌日、
午後12時の”なんば広場”で
アンさんと待ち合わせをしていました。
アンさん「遅れてしまってスミマセン。急なトラブルがありまして。」
仕事が少し押したようで、
10分ほどしてアンさんはやって来ました。
私「いえいえ、お仕事ホントに大丈夫ですか?」
やはり写真と実物にギャップがあるな~。
写真アプリの加工ってすごいんだな~。
そろそろ慣れてきたけれど、顔に出さないように気をつけよう。
アンさん「大丈夫です!konさんとお会いしたかったので、そちらが優先です。」
私「ありがとうございます。それじゃ、ご飯屋さんに行きましょうか。」
嬉しい事を言う人だなぁ。
顔がどうだとか思ってゴメンナサイね。
人間、顔よりもココロ、性格の良さが大事よね。
(失礼を言ってすみません。好みの見た目じゃないだけでアンさんは美人です。)
行ったお店は(一汁六菜カフェ なんばCITY店)でした。
穴場のため、あまり混雑しておらず
良く利用していましたが、
コロナを期に閉店しました。残念です。
※梅田の地下のリバーカフェに似たお店でした
他サイト様ですが、このお方がわかりやすく雰囲気をまとめられています。
アンさん「こんな所にお店があったんですね。しかも、ゆっくりお話しできそうな雰囲気。」
私「でしょう(ニヤリ)。健康的なご飯が食られるのも嬉しいお店です。」
なんば駅周辺の12時過ぎだというのに待ちが無く、
スッと入る事ができました。
(だから閉店したのかな。。。)
アンさん「konさんがイメージ通りの人で良かったです。」
私「え?どんなイメージですか?」
アンさん「優しそうです。ヤリ目とかでもなさそう。」
ありがとう。
でも昼間にデートするヤリ目
(子供が学校にいる間に活動するタイプ。シンママのヤリ目に遭遇した事も何度かある。)
もいるから油断すんなよ!
私「でしょうね。巷では、ほほえみの菩薩と呼ばれています。」
アンさん「あと、変わってるかも?とも思ってました。いい意味で。」
なんだと!?
私「私は真面目の塊ですよ。今のは冗談ですよ、ただのアイスブレイクです。」
アンさん「わかってますよ笑。」
※念のためですが、初めての挨拶時は真面目に話しています。
徐々にこんな口調になるだけです。
私「アンさんって、航空業界に勤められてるんですよね?けっこう忙しいんですか?」
アンさん「物流課にいまして。忙しい方だと思います。さっきは荷物の紛失がありまして、その捜索と保険対応をしていました。」
私「見つからなかった感じですか?」
アンさん「いえ、見つかったんですが一部がダメになってまして。保険が効くものと効かないものがあってモメてました。。。」
私「あ~、揉めるしクレームで病むヤツですね。私も前職で物流のクレームを受けることがあったのでわかります。」
アンさん「経験があったんですね。はい、ストレスが凄くて。うちの課の職員さんの離婚率はヤバいです。」
私「え~。。。」
離婚率が高いんだ。。。
それ、最初に知りたい情報だけど、
最初に言わない方が良かったのではないかい?
アンさん「気の強い人が多いというか。気が強くないとやってられないというか。」
私「前職の物流課の人もそんな人が多かったな。元ヤンか、肝っ玉母さんみたいな人が多かった気がする。」
※たまたまです。会社によりますし、人によります。
ただ、私のいた会社の物流窓口の人はすご~く怖かった。
アンさん「わたし、結婚するなら離婚はしたくないんです。」
私「そりゃそうです。私もしたくない。あんな不毛な苦しみ、2度とゴメンです。」
アンさん「まわりの職員さんを見てると、感情的な人が多くて。」
夜勤や早番が当番制で回ってくるため、
生活がかなり不規則になるそうです。
家族と過ごす時間が取れず、ケンカ別れになる事も多いそう。
アンさん「実は、konさんに聞きたかった事がありまして。」
私「なんでしょうか?」
アンさん「子供って欲しいですか?」
私「ええ、経済的な事もありますが、できれば欲しいです。」
すぐに欲しいわけでは無いが、
数年以内には欲しいという感じ。
60歳超えて子供が高校生とか大学生を育ててるのはキツイ。。。
※周りをよく見てごらん?珍しくないんだよ。
アンさん「男の子ですか?女の子ですか?」
私「こだわりは無いです。男の子だったら疲れそうだけど将来は友達みたいな関係になれそうだし、女の子だったら思春期にウザがられるのかな~、あぁ、泣きそう。って考えてます。」
アンさん「私は女の子が欲しくて。」
私「そうなんですね。」
アンさん「ちなみに、教育方針とかってありますか?」
きょいくほうしん???
凄く踏み込んできたな。
結婚相談所のお見合いみたいだな。
私「いや~、どうでしょうか。そつなく出来る人材は求められない時代ですから。好きなもの、特異なものを伸ばしてあげたいな~とか?アンさんは何かあるんですか?」
帰国子女のアンさんの意見は気になる。
アンさん「英語は絶対に習わせたいです。」
私「もしかして、海外育ちって関係ありますか?日本の教育と海外の教育の考え方が違うじゃないですか?」
※私も学生時代にアメリカの授業を受けていたことがありまして。
教え方が逆というか、日本の大学生が習う内容を中学、高校で先に習うんですよ。
向こうの教育は”結果”につながる事、実際の問題をどう解決するか?を答えさせること
そこにフォーカスしてるな~、なんて思ってたことを思い出しました。
(実際は、そんなことより英語の専門用語がわからね~となりましたが。)
アンさん「それもありますが、英語ができると行動の選択肢が広がるので。」
私「たしかに。間違いないですね。」
アンさん「周りの人もみんなやってる感じもあって。やらせないと落ちこぼれそうって思ったりもしています。」
あ~、ナルホド。
そういう不安もあるね。
私「それはそうですね。でも、時代とともにトレンドって変化するじゃないですか?英語も、今は翻訳機がいっぱいあるし。そう思うと、英語だけじゃなくて、もっと最先端のことを学ばせた方が良い気がするんですが、どうでしょう?」
※当時はプログラミングとか、AIとか、TikTokの教育なんて存在せず、英語教育が主流でした。
アンさん「確かにそうですね。例えば?」
私「なんでしょう、わかんね~です。youtubeとか、でしょうか?エンタメ系はまだまだ伸びそうな気がするので。稼げる人材に育つかな~なんて。それでもって、養ってもらいたいです笑。」
アンさん「子供に?ダメ親じゃないですか笑。」
はい、そうです。
できれば楽をして生きていたいダメ人間です。
私「ははは。でも、定番の習い事って、ピアノとか、水泳とかもですが。もちろん素敵な習い事ですが、子供の将来に役立つのかな?って思ったり。子供がやりたい事で稼げそうなものがあれば、その方がやっててよかった~って思えるかなって。。。なにが正解なんでしょうね?」
なんだろう。
なんでこんなに真剣に子育て論を語っているんだろう。
私、実はアンさんと結婚してたりするのだろうか?
知らないうちに入籍してたっけ?
アンさん「konさんとお話しできて良かった。ちゃんと話し合いができる気がします!」
私「私もです。会話がきちんと成り立つって、めっちゃ気持ちいいですね!」
ここまで深い話し合いになったのは、アンさんとが初めてでした。
お互いの考えを言い合って、良い着地点が無いか探す。
これだよ。
こんな話し合いを、私は求めていたんだ。
…ちょっと深すぎるけど。
いや、アンさんの圧が強いのか?
ご飯を終えて、再び仕事に戻っていったアンさん。
ホントに忙しい仕事なんだな。
(人のこと言えないが。私も少し前まで3カ月無休で仕事してたので。ミナモさんと別れた原因の一つでもあった。)
その夜、
アンさんからラインを頂きました。
アンさん「今日はありがとうございました。また、ご飯行きたいです。●●日とがどうですか?」
ウレシイお誘いです。
非モテ街道を爆走していた我が人生で、こんな日が来るとは。
なんとも感慨深いです。
私「こちらこそ、ありがとうございました。とても楽しかったです。ただ。。」
ただ。。。
この時の私は調子にのっていました。
①浜辺さんとの次がある。
②浜辺さんとの次がある。
③浜辺さんとの次がある。
浜辺さんで頭の半分は埋まっていました。
アンさんと次にお会いすると、
なんとな~く結婚の話に進みそうな予感を感じていた私。
お付き合いして、早々に結婚。そんな圧を感じていました。
浜辺さんとの関係に決着がついていないので、
他の人との白黒はつけられなかったのです。
※敗色が濃厚だから他の人を探すけれど、
今は白黒はつけられないって感じでした。
ミナモさんの経験があるので、
結婚するまでは同時進行でいきます。
一人の人に誠実にして酷い目にあったんだもん。
私「すみません。他に気になっている人がいて。この状態でお会いするのが失礼な気がしています。」
上手く断るのって、難しいんですね。
すごい卑怯な感じの文面になってしまった。
※女性のみなさんへ。上手い断り方ってあるんですかね?
アンさん「そうですか残念です。konさんの恋が上手くいくと良いですね。」
私「ありがとうございます。アンさんも素敵な人と出会って幸せになって下さい。」
アンさん、離婚せずに幸せな家庭を築けているかな~。
-第52話- 完
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