皆さまこんにちは、
kontarouです。
(自己紹介はこちら)
恋人と付き合っている時に一度は考える
「結婚」の二文字。
このままお付き合いて、
いつかは結婚するのかな?
なんて、カンタンに考えていた時代が私にもありました。
日本国内で、日本人同士が結婚する場合は問題ありません。
ご両親に挨拶に行ってOKをもらって、
婚姻届けに必要事項を記入して、
本人確認書類とともに、
最寄りの市役所に提出すれば完了です。
思った以上に一瞬で手続きは終わります。
※細かな部分は下記のゼクシィ様のサイトを参照してください。

ただし、日本で国際結婚する場合だとこんなにスムーズに進みません!
私が台湾人の女性と国際結婚しようとした際の体験談と合わせて、
国際結婚に立ちふさがる障壁、
「100枚のレポート作成」の詳細、
その他に注意すべきことをご紹介したいと思います。
【国際結婚に必要な提出書類】
「国際結婚」に必要な書類をネット検索すると、
「婚姻届」
「パスポート」
「婚姻要件具備証明書」
が必要と表示されます。
※婚姻要件具備証明書とは、外国人のパートナーが独身で、母国の法律において結婚しても問題がないこと(年齢など)を証明するもの。
※ゼクシイ様のサイトだとこんな風にまとめられています。

基本的にはその通りですが、
パートナーの国によって細かな内容や手続きは変わります。
お互いの国を行ったり来たりすることになって、
書類を揃えるのに数カ月かかかった。。
なんて事もあります。
どうでしょうか?
日本人どうしの場合と違って、
「パスポート」や「婚姻要件具備証明書」が必要なのか~。
へえ~。
けっこう手間がかかりそうだけど、
これくらいなら自分たちで何とかできそうだな。
国の往復も旅行と思えば楽しめるし!
なんて思いませんか?
私はそう思っていました。
ちなみに、
婚姻要件具備証明書は海外で発行されるため基本的に外国語で書かれていると思いますが、
役所に提出する際は日本語訳も必要になります。
(もちろん、パスポート情報の日本語訳なども。。。)
この和訳作業、役所は対応してくれないので
日本人のアナタが和訳作業を行うことになります。
(あるいは行政書士等にお願いするか)
実は、この時点でかなり大変です。苦行です。
【国際結婚に”さらに”必要な提出書類】
結論を先に書くと、
「偽装結婚ではない証明書 一式」が必要になります。
先ほど、”日本で国際結婚をする場合は”と前置きしましたが、
日本で結婚した場合は、
日本に2人で住むことを想定していると思います。
つまり、
外国人パートナーの在留資格(日本人配偶者ビザ)が必要になります。
え?っと思いますよね。
私は思いました。
そして、これがとっても大変なんです。
婚姻届けとはまったく別の手続きなんです。
・日本人配偶者ビザ取得に必要な書類
外国籍のパートナーと結婚した場合ですと、
●標準申請書(在留期間更新許可申請書、質問書、身元保証書など)
●配偶者(日本人)の戸籍謄本、住民票など
●配偶者(外国人)のパスポート、顔写真、結婚証明書、在留カードなど
●配偶者(日本人)の住民税課税証明書、住民税納税証明書、在職証明書など
●2人の関係を証明する書類(インスタ、ラインなどのやり取りの記録、記念写真などを山盛り)
などが必要になります。
※要注意なのが、就労ビザで日本で働いている外国籍パートナーも新たに申請をする必要があります。
こちらのサイト様(結婚ビザ申請サポート)に細かくまとめられています。
※利害関係はございません。サービスを利用される場合は自己判断でお願いします。
これら必要な書類を出入国在留管理局(入管)に提出し、
受理されればビザが発行されます。
ようやく2人の新婚生活が始まります。
※最初のビザは1年となる事が多いです。
という感じで、
パット見ただけでも大変そうですよね。
※代行業者が存在するくらいの大変さです。
その中でも、
一番大変で、
一番2人の絆が試されるのが、
2人の関係を証明する書類の作成(100枚のレポート作成)です。
タイトルにも書きましたが、
最低でも数十枚~100枚くらいの資料を作ることになります。
偽装結婚ではない証明をするために、
どれだけラブラブかをアピールする必要があるからです。
※国際結婚された先輩夫婦の話を聞くと、審査を通すために200枚作ったという方もいます。
どうです?大変そうでしょ(笑)
他にも、
パートナーが海外で用意してきた提出書類の”和訳作業”を求められたり。
専門業者に頼まずに自力でやった場合は、精根尽き果てます。
またかよ!って思ってしまいます。
それで取れるビザが、たったの1年!?
なんて思ったりします。
【2人の関係を証明する書類の準備とは?】
決められた形式はありませんが、
行政に提出する書類のため
①交際~結婚に至るまでの時系列順にまとまっていること
②2人の交際を証明する写真があること(年別、季節別に)
に注意して作成する事になります。
・近くに暮らしている場合
写真をベースにまとめると作成がしやすく、
●初めて会った時
●交際中のデート時
●両親や家族に紹介した時
●結婚式や入籍時
●結婚後の2人の日常生活
などに分けて最低数十枚~の写真を用意します。
用意したそれぞれの写真に、
●撮影時期と場所
●何をしたか(テーマパークでデート、誕生日のお祝いなど)
●写っているのは誰か?
などの詳細を記載していきます。
・遠距離恋愛(住んでいる国が違う)場合
頻繁に写真を撮る事ができないため、
2人の写真が揃わない事もあると思います。
そんな時は、
●プロポーズや告白の手紙(ラインのスクリーンショット)
●航空券のチケットや宿泊履歴のスクリーンショット
●通話記録やチャット履歴やメッセージのやり取りのスクリーンショット
などを準備して写真の代用とします。
ちなみに証明する期間としては、
最低でも半年~1年(渡航回数、数回)は必要で、
1年以上の交際と5回を超える渡航履歴
があると許可される確率が高いそうです。
ちなみに私の場合は、
遠距離恋愛に加えてコロナ禍が直撃したため
なかなかデートができませんでした。
なので、
ライン通話やメッセージのやり取りを密(毎日1~2時間程度)にして提出資料の準備を進めました。
※アマプラの映画を同時に見て感想メッセージを送り合ったり、恋愛ドラマを同時に見て感想を話しあったり、ビデオ通話時に両親に入ってもらったり(スクリーンショットで保存)していました。
もちろん、会えた時は2ショット撮影も積極的にしましたし、
ご両親にもお会いしてレストランでの食事風景を取ったりしました。
また、行政に提出する書類を揃えるためには
日本⇔台湾間の往復が必要だと分かったので、
そのスケジュールの打合せも進めていました。
※お互いに働いていたため、2~3カ月かけて揃えるイメージで話していました。
普通に交際していれば自然に集まる資料となりますが、
知っているのと知らないでは大違いの落とし穴。
外国籍のパートナーとは、
スピード婚やノリで結婚はできません。
もし、アナタが国際恋愛をする(されている)場合は気をつけて下さい。